キャッチャー・イン・ザ・ライ 読んだ

村上春樹訳だったので読んでみた


ライ麦畑というタイトルだし、赤毛のアン的な
牧歌的日常生活が繰り広げられるかと思っていたのに
金持ちの中2病の男の子がどうしようもない自分をひたすら独白する本だった
wikiによると最初は「危険な年齢」というタイトルだったらしい。まさにぴったり。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E9%BA%A6%E7%95%91%E3%81%A7%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%BE%E3%81%88%E3%81%A6


私って中2病かな?って思う人は読むとすごく心が痛んで良いかもしれない
もしくはわかかりしころの自分と重ね合わせるとか。
自分だけが特別だと思い込んだり、映画の中のヒーローに自分を重ねあわせて妄想しちゃったり
どこか遠いところにいけば素敵な生活がまっているって思ったりするのはなんとなくわかるような


あなたは何も気に入らないのだ と妹に問い詰められるところが一番よかったな
妹のセリフを全国の自宅警備員に聞かせたらみんな泣いちゃうんじゃないかしら・・・


しかし、村上春樹の本でこんなに読むのに意思の行った本ははじめてかも
訳だけだからしょうがないか